[Alexandros]リスナーとしての歩み
自分が[Alexandros]を聴き始めたのは、2012年冬のこと。ちょうど中学3年生で受験勉強に追われていた時期でした。それから10年が経ち、今では社会人3年目。この10年間は人生で最も濃密な時期であり、[Alexandros]もその間に数多くの楽曲をリリースしてきました。
そんなリスナー歴10年の節目に、自分の好きな曲TOP10を考えてみました。このランキングはあくまで現時点でのものですが、[Alexandros]の魅力を共有できればと思います。それでは、個人的TOP10をお届けします!
第10位 あまりにも素敵な夜だから (2019年)
この曲は2本のギターが絡み合う複雑なイントロから一気に引き込まれます。踊れるようなリズムが特徴で、リリース当時は「また新たな境地に挑んだな」と驚かされました。
サビのキャッチーさと歌詞の「マイナスをプラスに変える」メッセージが素晴らしく、何度聴いても新鮮です。「瞬きほどの命だから、怯えてるのつまんなくなって」という歌詞が特に印象的です。
第9位 Dear Enemies (2012年)
[Alexandros]がまだ[Champagne]名義だった頃の楽曲で、自分が初めて彼らの音楽に魅了された曲の一つです。アルバム「Schwarzenegger」の中でも特に印象深い準リードトラックで、曲構成の大胆さに驚かされました。
英語詞と日本語詞が絶妙に織り交ぜられており、「死にたいって言うのはいい。それ以上に生きればいい。」という歌詞が特に心に響きます。
第8位 Wanna Get Out (2013年)
「Me No Do Karate」というアルバムに収録された楽曲で、シングル「starrrrrrr」からアルバムリリースまでリアルタイムで追いかけていました。この曲はチャイニーズ風のイントロがユニークで、その後のハードな展開が魅力です。
「ここから逃げ出したい」というテーマが高校生だった自分の心情とシンクロし、何度も繰り返し聴いていました。この曲が持つ「逃げることも悪くない」というメッセージは、とても貴重だと思います。
第7位 Run Away (2013年)
アルバム「Me No Do Karate」リリース後のシングルで、ピアノのメロディーとバンドサウンドが完璧に調和しています。各楽器が自分を主張しながらも絶妙に調和している点が印象的です。
歌詞も最初は「逃げ出せ」というネガティブな要素から始まりますが、最後には「暴走しろ」というポジティブなメッセージに変わります。この転換が素晴らしいです。
第6位 Awkward (2022年)
今年リリースされた最新アルバムの最終曲。この曲は最初あまりピンと来なかったのですが、ある出来事をきっかけに自分の心に深く響くようになりました。
シンプルでミニマルな構成ですが、歌詞と状況が一致した瞬間に音楽の力を感じました。この曲を通じて、音楽の奥深さを改めて実感しました。
第5位 風になって (2020年)
コロナ禍の影響で生み出されたコンセプトアルバム「Bedroom Joule」から半年後にタイアップソングとしてリリースされた楽曲。この曲はドラムのサトヤス勇退前最後の曲としても特別な意味を持っています。
アコースティックギターから始まる新鮮な曲構成が特徴で、次第にバンドサウンドが加わる中で開放的なサウンドに仕上がっています。「本来の自分を取り戻せ」というメッセージが胸に響きます。
第4位 明日、また (2017年)
前作シングル「SNOW SOUND」から10ヶ月のインターバルを経てリリースされたシングル曲。イントロの細かいギターリフとサビの開放感が特徴的です。
「愛したいなら思う存分愛せばいい」という歌詞は、ポジティブなメッセージを力強く伝えており、多くのリスナーに勇気を与えた楽曲です。
第3位 Swan (2016年)
[Alexandros]の中でも特に美しいラブソングとして人気の楽曲です。打ち込みのビートとピアノから始まる新鮮なイントロが印象的で、Aメロからサビに向かう構成が非常に魅力的です。
大サビ後のバンドセッション部分やドラムのプレイが特に印象的で、聴くたびに新たな発見があります。
第2位 温度差 (2021年)
インディーズ時代から存在する幻の名曲が、ベストアルバムで改めて収録されました。この曲はメロディの美しさが際立ち、川上洋平さんの才能を再認識させてくれます。
内省的でネガティブな歌詞が特徴的ですが、最後にはポジティブな方向へ転じる点が[Alexandros]らしいです。
第1位 Aoyama (2016年)
6thアルバムに収録されたこの曲は、青山で聴いた時の特別な思い出が詰まっています。軽やかなリズムとキャッチーなサビが心を掴みます。
この曲の持つ自由な雰囲気と抽象的な歌詞が、リスナーに様々な解釈を与え、何度聴いても飽きることがありません。
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